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カッシーニ(初回生産限定盤)(DVD付)
「Chitose Hajime」に「コトノハ」の2枚のミニアルバム、話題デビューアルバム「ハイヌミカゼ」、2作目の意欲作「ノマドソウル」、傑作の超大作「ハナダイロ」に続く4作目が本作のカッシーニである。間宮工とともに元ちとせを支えてきた上田現の逝去で強力な両輪が崩れてしまったため、本作発表前はこの4作目が前3作に匹敵するインパクトと完成度が維持できるのか心配されたのも事実。精神的支柱が崩れていないか、前作「ハナダイロ」が極めて完成度の高い作品を有機的に散りばめてあっただけに今作へのプレッシャーは想像できないくらい製作者にかかっていたのではないだろうか。いまさら元ちとせの歌唱力の凄さを強調するつもりはないが、作詞・作曲・編曲家にとっては夢のような素材だろう。さてこの「カッシーニ」は綺羅星のごとく実力プロデューサーが結集した。プロデュースは3曲が間宮工で菅野よう子、COIL、スキマスイッチ、羽毛田丈史、坂本龍一ら9名が結集している。しかしなんといっても上田現の遺作となった冒頭のタイトルチューン「カッシーニ」は強烈な存在感を放っている。
初期から詞を提供しているHUSSY_Rが4曲も参加してくれ、1作の捕作を手がける。「恵みの雨」の詞も見事である。シングルカットされた曲たちは見事なレベルの曲が目白押しである。前作「ハナダイロ」では「死んだ女の子」という渾身の終曲でエンディングを迎えたが今作では「空に咲く花」という極めて美しい広島へのレクイエムで締めくくっている。上田現へのオマージュの要素が強くデビューから元ちとせを聞いている人には感慨深いものがあるのではないだろうか。責任を持ってこのアルバムを薦めます、是非聞いてください。なを限定版には昨年の12月の素晴らしいライブ映像が付いています。この映像だけでも価格以上の価値があります。

 

カッシーニ
まず、タイトルでもあるM1「カッシーニ」に心を奪われる
"土星に輪っかが〜"というサビでは、強く
Dメロの"どこかで誰かが生まれた そして誰かが消えてく"では、どこか幼げに
声そのものに表情があるように、歌い上げています
上田さんのラストということもあり、涙なしには聴けない1曲です

菅野よう子さんがプロデュースするM2「恵みの雨」は生命の、種の力強さを感じ
スキマスイッチの常田さんによるM5「蛍星」では
アットホームで、ハートウォームな、家族の愛を感じる

とにかく豪華なプロデューサー陣が名を連ねており、
それでいてゴッタ煮といったことは全く無く、
どの曲も彼女の歌唱の魅力が十二分に引き出されています
聴き所は枚挙に暇がないと言っても良い程です

そしてラストはNHK広島開局80年ドラマ「帽子」の主題歌でもあるM12「空に咲く花」
どこか途方もない平和への祈りが込められた1曲


アルバムを通して、宇宙や地球そのものを感じるような雄弁さや壮大さに包まれており
彼女の歌唱もそういった世界に非常にマッチしている、優れたアルバムだと思いました

 

懐かしのTV番組テーマ大全集
発売が15年以上前ということで、解説が古い(2002年現在もう終わった番組について、まだ継続中と書いてある)のですが、
内容についてはちょうど白黒テレビからカラーテレビに変わるころにテレビを見ていた方にとっては楽しめるものだと思います。
収録対象の放送は昭和44年放送開始までのもので、私が1歳のときなので、半分くらいは知らない曲(番組)でしたが…(笑)

 

氷点 DVD-BOX
 やはり、石原さとみは可能性を十分に持っている女優であることが、この氷点からも読み取れました。仲村トオルが、真剣に父親像を描こうとしている姿が、印象に残りますが、それよりも何も、地震の発生がこの小説の大きなポイントかなとも思います。その災害の中、人間として助け合うのは当然です。その時に、殺人者の娘だから助けない。という理屈は成り立ちません。誰でも、陰、日向関係なく助け合わないと生きれない。そのことを見事に地震は証明してくれました。地震にありがとうととは言わないまでも、大きな困難が、人を見事に蘇生させることの証明でしょう。「雨降って地固まる」ではありませんが、ポイントは、石原さとみを真に人間にしたのは、地震でしょう。と、再三言っておきたいです。最後は、生きててよかった。人のいやがることをやる人間は、最後は、淘汰される証明でしょう。

 

氷点 -昭和41年放送版- [DVD]
放送から40年以上も遡るTVドラマである。当時、小学四年生にも本作品の凄さは聞きていました。
母親や親戚の叔母達が本作品で盛り上がっていたのを思い出します。子供と言うことで見せて貰
えなかったので、後年、本作品に対して一層の思い入れがあったのかもしれません。
13話、いっきに見てしまうほどの素晴らしさでした。特に院長夫人役の新珠三千代さんの冷たい美し
さは絶品で、後年幾度とリメイクされ数々の女優さんが院長夫人演じましたが、今回のDVDを見て彼女
ほどの適役はないと思いました。
放送当時は、洋子に対する苛めが話題になっていましたが、いま見るその様なことはなく、実子を殺
された母親の悲しみからすると当然の報いではないこと思うのですが。
モノクロ、画面や音声が時々歪む、スタジオ内での撮影なので舞台の旭川の景色が出てこない等の不
満はありますが、それを差し引いても見る価値は十分あります。

 

氷点 [DVD]
原作が素晴らしいので映画も堂々とした作品に仕上がっております。
しかし、現在のモラル、ヒューマニズムではなかなか理解しがたいことも登場人物の動機として出てきますが、この辺は昔の日本の人間性として考えてください。

内容は、誘拐、誤解、恋愛、嫉妬、再生などを本当に全てうまくつぎ込んだ作品で役者、監督、原作、脚本、カメラどれをとっても素晴らしい。それを90分程度でまとめる力量は、映画とはこういうものだ、と示してくれているかのようです。あまりにも有名なドラマですが本当に素晴らしい映画に仕上がっております。

氷点とは、心のある点、状態のことを言います。懺悔と愛情が氷点に至った人間を再生してくれます。原作とあわせて読んで観て見て下さい。北の大地というのもいい設定です。


 

氷点 (上) (角川文庫 (5025))
1960年代に一世を風靡した大ベストセラー小説。
長寿番組「笑点」の番組タイトルも、本作のもじりだったとか。

私はどーもヒネたところがあるらしく、いわゆる「ベストセラー本」には食指が動かない傾向があります。
よってこの「氷点」も長らく避けてきましたが、この度ようやく手にとってみました。
しかし一度読み出してみたら面白いのなんの。
どうにも止まらず、上下巻700ページ程を一気に読みつくしてしまいました。
数奇な運命を背負って生まれた少女と底意地の悪い継母、禁断の恋や一家に次々と襲い来る数奇な運命など、
モチーフとしては確かに「大衆的」な要素が数多く見られます。突飛と思える展開も確かに多い。
しかし本作には「大衆小説」として唾棄し去ることのできない何かがあります。

ネタバレになるのでストーリーは書けませんが、展開展開で複雑に揺れ動き、
また絡み合う登場人物たちの心理状況は、リアルに迫ってくる切迫感に溢れています。
「汝の敵を愛せよ」
聖書にあるあまりにも有名なこの一言。
啓造はこの言葉を、自らを律する言葉としても、また復讐を果たすための隠れ蓑としても使います。
自らの中に化け物のように同居する背反する心情に思い悩む彼の姿、その彼と関係する人たちとの駆け引き、騙しあい。
仮面を被った人間同士が、同じ屋根の下互いに愛憎入り乱れた心境のまま同居している・・・
「現実的にはちょっとない」設定だと分かっていても、そこに炙り出されるドロドロとした感情は、
読者である我々にも人ごとでないと思わせる迫力があるのです。

朝日新聞の懸賞小説であった本書のテーマは「人間の原罪」でありました。
その難しいテーマに挑みつつ、大衆的な面白さも併せ持っているという点で、やはり得難い一作だなと思わされます。

 

氷点 (下) (角川文庫)
三浦綾子さんの作品はどれも好きですが、この「氷点」は特におすすめです。私自身、何度読んだかわからないくらい読み返しています。
この作品は「原罪」とは何かをテーマにしているが、人はほんとうに罪深い生き物だと思った。
夏枝はエゴの塊のような人物ですが、実際は誰もが彼女のような一面を持っているのかなと思いました。
陽子が北原さんに淡い恋心を抱き、それを陰から見守る徹が切ないです。

 

続氷点 (下) (角川文庫)
 氷点そして続氷点と、内容のおもしろさもあり4日で読み終えました。氷点は、犯罪者の娘といわれる陽子を通じて「原罪」を世に問うた作品であるが、続氷点は「罪のゆるし」だけでなく、人として生きるとは何かを世に問うた作品といえます。氷点に関しては一回ぐらい読めばいいですが、続氷点は何回も読み続けてほしい本です。

 

氷点 動画

Deep Knot 氷点への落下




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氷点 情報