『チェ・ゲバラ 人々のために』予告編
チェ・ゲバラ 人々のために [DVD] |
社会主義・共産主義が崩壊し、レーニンや毛沢東が忘れられつつある今、ますます輝きを増している革命家チェ・ゲバラ。他者を思いやって生きることができる社会の実現のために命をなげうったこの人物を知るにはもってこいの作品だ。 彼を知る人は口をそろえて言う「ゲバラは本当に気さくな人だった。絶対に偉そうな態度はとらなかった。常に自分よりも他人を第一に考える人だった」。知ればしるほどゲバラの魅力に引き込まれる。 |
チェ・ゲバラ DVD-BOX |
「..人々のために」もよぃけど、証言中心だった印象。 DVD-BOXは、「..人々のために」よりも映像や写真が多く、何故、チェが革命家の象徴になったのか、カストロとの葛藤などの背景も描きつつ誠実に製作されているように感じました。国連での演説、カストロが「フィデルの手紙」をキューバ人民の前で読んでいる映像。そして、チェ・ゲバラの死。 チェ・ゲバラは医師・詩人・革命家の範疇を超えた存在だったという言葉に共感しました。あまりにも人間的な「超人」..チェは歴史に永遠に刻まれている。 |
チェ・ゲバラ伝 |
「世界のどこかでなにか不正が犯されたならば、
いつでも強く感ずるようになりなさい。」 ゲバラが子供たちに遺した言葉が、 今もどこかで読み継がれている。 |
新訳 ゲバラ日記 (中公文庫) |
はっきり言って読みやすくはなかったよ。
やはり日記だから、思いつくままつづっているから、 あれ?こいつ誰だよ?みたいな人がいっぱい出てきたり。 穴倉掘ったり、野営地を行ったりきたりしたり。 いったい何やってんだろう・・・と全貌が見えてこなかったり。 後ろページに地図が載ってることに途中で気づいて 読み直したり、 人物小事典を何度も確認したり。 途中何度も中座しつつ、 それでもなんとか読んだのは、 クスッと笑ってしまうユーモアや 辛口な本音や、弱音、 ゲバラさんの人間性に惹きつけられるものが あるからなのだと思う。 1967年8月31日、ずっと離れ離れだったホアキン隊がボリビア軍の奇襲に合い、全滅する。ラジオからそれらしきニュースを聞くゲバラではあるが、ボリビア軍の嘘ではないかという希望的観測を捨てられない。 9月に入り、急速にゲリラ隊は追い詰められていく。 それでも、重病のモロをかかえたまま、 ゲリラ隊は、歩き続けるのだ。 そして、10月7日。 最後の日記のページ。 月明かりを情緒的に表現する文章に思わず、ぐっときてしまう。 いつも通りのなんてことはない記述なのだけど。 それは、ここまで読み進んできた読者だけが感じられる なんとも言えない感傷なのかもしれない。 |
革命戦争回顧録 (中公文庫) |
期待をこめて読んだものの、最初はインテリマッチョなゲバラ像を想像していたのでがっかりした。しかし時間がたつにつれ、自分の抱いていたゲバラ像は、ハリウッド映画の描く色々なヒーロー像に固定されていたことに気がついた。様々な戦いを経ていくうちに残念ながら、ヒーローは想像とはかけ離れるとも分かった。ゲバラは実に正直に描いていると思う。歴史に名を残す人の伝では、どうしても隠蔽や「いい人を装う」感覚が漂う。例えば、「彼は周りからは〜と思われていたが、自分は彼の考えを理解できた(してあげた)」という表現だ。「彼」の可笑しさを表すのに、他者のコメントを出しいることが、卑怯な点に気がつかず、私は時間が経っても、「彼」を理解したくなくなる。ところが、ゲバラ氏は本当にピュアだ。だからこそ、有りのままにゲバラ氏のことを捉えないと失礼だという気持ちになる。たまにカストロ像について等、ゲバラ氏は騙されていたのか?と思うところもある。しかし、ピュアな彼ゆえに思い込みや信念が彼なりにあっていいのではないか、と何故か好き嫌いを通り越して思わせてくれる、そんな内容だった。 |
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