神曲奏界ポリフォニカ_THE_BLACK
![]() 神曲奏界ポリフォニカ リベレーション・ブラック 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫) |
あとがきによるとマナガとマティアの過去に迫る三部作の第一弾です。
まずはマティアの過去についてのお話。 マニエティカが居合わせた殺人事件を担当することになったマティア達。 ところが、マティアは事件の関係者である男に対して異常な殺意を抱いてしまいます。 今までどんな卑劣な相手に対しても感情を抑えることが出来た彼女に一体何が起こっているのか。 今回マティアの過去が明らかになるのは運命でした。 ただ、マナガに出会う前に何があったのかという伏線は今まであまり出てこなかったので「あの場面はこういうことだったのか」的な面白さはなかったです。 殺人トリックも少しトンデモな感じでした。 |
![]() 神曲奏界ポリフォニカ アイソレーション・ブラック 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫) |
ポリフォニカ・ブラックシリーズ第9巻。
今回はいろいろな意味で特別編です。 すでに重要な部分が分かっているのは前作と同じ。 バトルシーンが皆無なのも前作と同じ。 さらに加えて精霊が事件に関わっていない、とポリフォニカのアイデンティティすら無視して推理小説してます。 もっとも、トリックは正確には分からなくても「あぁ、ココなんだろうなぁ」みたいな感じなので推理マニアにお勧めできるわけではないですが。 「精霊とは良き隣人、力持つなにか云々」というお約束のくだりも無いです。 マナガ不在の中、シェリカと二人で殺人事件の真相に迫るマティア。 元気娘シェリカが側にいることで今回はいろんな表情のマティアを見ることが出来ます。 水着にドレスと口絵も必見。 そしてなんと言ってもクライマックス、マナガの登場シーンがかっこいい!! |
![]() 神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 3 (GA文庫) |
これまでのシリーズで精神的にも戦力という意味でも強いキャラとして描かれてきたレオンの弱さが書かれた一作。
本来死が二人を分かつまでつづくはずの精霊契約を短期間で破棄しては結ぶ、という非常識な行為を繰り返してきたレオン。今回はそのツケを支払わせられることになります。 戦力と言う意味でも、契約楽士の居ない上級精霊であるレオンはこの世界において一流とは呼べない存在であることが改めて強調されました。 次の本でレオンが立ち直れるのかどうかはわかりません。私にはまだツケの支払いが残っているように思えますが。 |