マーラー:交響曲第3番 |
この曲は第1楽章冒頭のホルンのユニゾンと第6楽章で管楽器の全合奏で終わるところが大好き!という人が多いのでは?(朝比奈さんも最後が好き、と言っておられましたよね) 最初と最後に限ってはマゼールとウィーン・フィルはかなりいいと思います。冒頭のホルンはさすがウィーン・フィルと思わせる、ピッタリ合った力強い響き。全曲の最後の、管楽器群による遙かに抜けるような弱音の広がりもすばらしい。グワーンとかなたへ突き抜けていくような感じがします。マゼールはこういうところはほんとテクニシャンだと思いますが、全体にテンポがのろいので、2,3楽章あたりは少し中だるみ気味で退屈なところもあります。この曲の最初と最後にこだわる人はぜひ買って他の演奏と比べてみるといいと思いますよ。 |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3(第8,9,10番)(紙ジャケット仕様) |
ピアノ・ソナタ第8番 Op.13『悲愴』が1966年4月18,19日、ピアノ・ソナタ第9番 Op.14-1が1966年2月3日、ピアノ・ソナタ第10番 Op.14-2が1966年2,5月。いずれもニューヨーク、コロムビア30番街スタジオで録音。グールド27枚目のアルバム。
つまり、『三大ソナタ』のアルバムと『悲愴』は同一ソース、ということになりそうだ。色々ベートーヴェンの作品を悪く言っているグールドだが、楽聖の作品を徹底的に研究した上で悪口を言っている。これはなかなかできないことだ。たいして調べたり研究したりせずに『悪い』と言うのとは全然違う。スタジオに籠もりっきりでベートーヴェンのピアノ・ソナタと格闘し続けていたのがこの時期のグールド、と言えると思う。全てが自らの結論的解釈の証明のための録音なのだ。好き嫌いでなく、研究する価値があるものを演奏した。それがグールドだと思う。 このアルバムでは第9番が気に入っている。快速強弾の弾き様にただ圧倒される。 |
コモド [DVD] |
動物パニック映画というと、「グリズリー」、「ロトワイラー」などパッケージやチラシなどの挿絵が凄い割に、映画自体は大した事ない物が多いってイメージが強かったんですが、「コモド」はなかなかのものです。 本物の動物を使う場合、本当に気が立っている状態の動物を撮影に使うなんて不可能ですから(スタッフが食われちゃう)、おとなしく見えちゃうんでしょうね。 「アリゲーター」等の名作もそうなんですけど、かえって作り物のほうが製作者の意図した架空の状態、毒々しさが表現できるのかも。 ストーリーもパニック映画としてオーソドックスで、素直に楽しめる映画でした。 |
コモドVSキングコブラ [DVD] |
一回レンタルして見たけど、面白くてDVDを買っちゃったやっぱりコモドとかもCGって分かっていても面白かったですとくに最後の方のコモドとキングコブラが戦うシーンが良かったです是非ともこゆう映画に興味がある人はおすすめの映画です |
コモドドラゴンと暮らす本―シロナガスクジラからパンダまで驚天動地の巨大動物飼育読本 |
本屋でパラ読みしてそのままレジへ持ってって衝動買い、を久しぶりにやりました。コモドドラゴンの飼い方なんて、まだ序の口。シロナガスクジラという単語が飛び出てくるだけで、その風呂敷の広げ方がわかろうもんです。おまけにジャイアントパンダだとう?「冗談ポイ」で最初から投げ出しがちな質問(でも子供は結構しつこく聞きたがる夢物語)を、ごくごく真面目に本気で検討したらどうなるか。その「理想の居住条件」の数々、必見です。何より、このぶっ飛びまくった想像の世界の着地点が凄い。「モラルがあるなら野生を飼ってはいけない」。この最後の締めのタイトルが最高です! |