風待ち交差点 (初回限定盤) |
森山直太朗の今が感じられるアルバム。
アルバムが手元に届いて三日目。毎日聞きながら私はそう感じています。 最初、二年半ぶりのアルバムを聴くのにちょっと勇気が必要でした。 森山直太朗の世界はどう変わったのか? そんな期待でいっぱいな気持ちに、ほんの少しの不安も入り混じって。 でも彼の世界は変わらず、というかより魅力を増したように思えます。 一曲目「風になって」から始まり、終わりまで彼の世界から離れられずにいました。 シングルとしてすでになじみのある曲もこうして一枚のアルバムに収まると また違った顔を見せてくれます。それはリ・アレンジされているとか関係無しにです。 アルバムの全ての曲が色んな物に対するいとおしさで溢れています。 季節と共に、また一日の中の、いつ聴くかによっても曲の表情は変わっていく様な…。 そんな森山直太朗の「今」、それをひとりでも多くの人に感じて欲しいです。 |
新・人間交差点 [DVD] |
本作は、矢島正雄・弘兼憲史の『人間交差点』の新ストーリーとして、内海隆一郎の小説『翼ある船は』を織り交ぜながら再構成されたNHKの人間ドラマ。収録されている各回のタイトルは以下の通りである。
第1回 引退記者のファイル 第2回 赤ひげの歳月 最終回 翼ある船は 物語は、かつて新聞記者であった孤独な老人の寺嶋由次とその姉の孫娘で大阪で新聞記者をする富岡マリエとの出会いから始まる。当初、そりの合わない二人だが、様々な人々と向き合う中で現在と過去を通して多くの「感動」を紡いでいく。 しかし、最終回のカーチェイスだけは全くもっていただけない。いくら「岸壁の母」へと至る伏線とはいえ、せっかくの物語が少し浅薄なものに思えてしまった。また俳優に関しても、仲代達矢はともかく、佐藤江梨子と黒田有は、必ずしもベストの人選ではないような気がする。いわゆる「社会派」の重厚な素晴らしいドラマだっただけに、もう少し完成度を高めてほしかった、というのが私の率直な感想である。 |
人間交差点 HUMAN SCRAMBLE 1 [DVD] |
最近は真夜中過ぎでも各放送局が毎日のように深夜アニメを放映するようになって久しくなった。しかし、大半がいわゆる男性青年層向けのギャル系アニメ或いは、エバ系のロボットアニメが大半を占めている。その中で本アニメはかなり異色の光を放っていた。テーマは日常を扱ったものがメインだが結構シリアスな題材が多い。しかし、全て1話完結のオムニバス形式なのでどの回からでもすんなり入り込める。 最初見たきっかけは、他でもないチャンネルをガチャガチャ変えているときだ、失礼ながらテレ東はチャンネル変えの時でも殆ど変えない。しかし、ひょんな事から深夜にたまたまテレ東に変えて、この番組が飛びこんできた。深夜という落ち着いた時間帯もさる事ながら、上記のような偏った深夜アニメの中で一際シリアスタッチで描かれていたこのアニメに見入ってしまったのだ。 まだ番組紹介のテロップを見て驚いた。声優が凄い。竹之内、反町、唐沢、財前。。。テレ東にまずゴールデンでさえ出演しない役者が堂々と深夜アニメで声優をしているのだ。もしかしたら彼らはこの原作を知っていて賛同したのかもしれない。と、思うのは私の思い違いだろうか? 私は、触発されてこれから原作漫画も読もうと企てている。 アニメだから、深夜放映だから、テレビ東京だからと侮るなかれ。考えさせる名アニメ「人間交差点」。ある意味ガンダム、北斗の拳クラスだ。 |
人間交差点 (1) (小学館文庫) |
人の出会いと同じように素晴らしい作品も ほんの少しタイミングがズレてしまうと永遠に出会えない可能性がある まだ読んでいない人・知らない人がいれば読んで欲しい作品の一つ ヒトの持っている強さ・脆さ・優しさ…全てがここに入っている |