イブニングフォー　クレープドラゴン クレープ

わかった、わかった　が口癖の　わかったさん。
クリーニング屋の両親のお手伝いに出かける途中、不思議な世界に・・・
わかったさんシリーズは　ほとんどがこのパターンです。
そして　その不思議な世界の中で　わかったさんは知らず知らずのうちにお菓子作りを学び、身に付けていきます。

シリーズの中でもクレープは簡単に作れるので｢自分もやってみたい｣と思うこと間違いないでしょう。

私はお菓子作りもお料理も得意ではありませんし、そんなに度々作ることもありません。
しかし　この｢わかったさんシリーズ｣並びに｢こまったさんシリーズ｣で得たお菓子作り、お料理の知識はバカに出来ません。
後々習う家庭科の授業や、テレビの料理番組などで｢あ、知ってる！！わかったさんに書いてあった！！｣と思った事が何度もありました。
お菓子作りの大切なポイント、常識がきちんと書かれています。

お話が終わった後のページには、作り方のおさらいやアレンジ編レシピが分かりやすく掲載。
お菓子作りが大好きな子ども達、少しでも興味がある子ども達には自身を持っておすすめします。

京四郎が女性に持てる描写というのは分かりますが「フェロモンビーム」を始め、いちいち女性が裸でもだえるイメージイラストはいかがなものか…。
ここまでしつこいとちょっと寒いです。

最後にはちゃんとカレー勝負であることが強調されるのですが、やはりハモの骨切りにこだわる中盤はもたついている感じもあります。
スーパー骨切りもすぐ予想できたし…。
それが実際は難しいというのはいいフォローでした。

もうちょっと引っ張ると思っていたのですが、結維と再会するということで重要な巻でもあります。