国家基本問題研究所設立記念パーティ2/3
ビジュアル版 逆説の日本史1 古代編 上 |
諸星大二郎が描いた卑弥呼のイラストが掲載されています。天才・手塚治虫をも唸らせた伝奇漫画家の筆によるものとあって、高貴と妖艶さを湛えた卑弥呼像に思わず息をのみました。
「逆説の日本史」シリーズは歴史を楽しくひもといてくれますが、大部なだけに一巻を読み通すにも体力がいります。新シリーズ「ビジュアル版」は、いわばオリジナルのサブテキストという位置づけなだけに、ポイントが整理されているうえに美しいイラストや写真も助けて、目も頭も疲れさせません。 大手町マルコ氏は《厳しくいえば、かつて逆説だったが、10年前に「定説」となり、ところが20年たった今や、覆されるべき古い「定説」となっている、という印象です》と、怨霊をめぐる井沢氏と歴史学者の論争に触れています。これは見当違いな指摘です。 歴史学者の「怨霊の発生は奈良時代以降」という説はけっして新しいものではありません。井沢氏は、古代に大陸からプレ怨霊信仰が日本に伝わり、出雲大社が建立されたのも怨霊信仰ゆえであると説いています。歴史学者はこれを論駁できてはいません。 本のサイズといい、厚さといい、2泊3日の小旅行用のバッグに忍ばせるにはちょうどいい。遺跡を歩く旅のガイドブックにお勧めできます。 |
世界が愛した日本 |
2005年から調査している『良い影響を与えている国』で3年連続でトップを維持している国『日本』
その日本の国内にいると平和な事を含め当たり前なことが当たり前に過ぎ去り日本人自身が日本に誇りを持てずに見失っているような気がする 全7章からなるストーリーはどれもが感動的でカネをバラまく事だけではない本物の外交を知る・・・。 こんな大切な史実をなぜ教育の現場では伝えていかないのか? 授業のコマ数が足りないからか? 受験では点数になり辛いカリキュラムになるからか? ハッキリ言って知らなかったのが日本人だけという事実を恥じるべきで道徳の時間や世界史・日本史の中に組み込むべき大切な話でしょう 年号と事件の表面的な暗記だけの歴史教科書なんか窓から投げ捨ててなぜ世界に日本が愛されたのか? その時に日本人の先祖は何を想いどんな行動をしてきたのかを歴史から学ぶべきであろう 通読中は熱いものが込み上げて来るので読む場所には注意が必要です。自分の場合・・・(汗) |
井沢式「日本史入門」講座〈5〉朝幕併存と天皇教の巻 |
このシリーズは第1巻から楽しく読んでいますが、およそ1年ぶりの新巻である。その間に、今さらながら本家の「逆説」シリーズを読み始めたので、本シリーズの存在意義とは何なのかと考えてしまいました。
一言で言えば、著者のその後の歴史観に若干修正しつつも、基本的には「逆説」シリーズをよりコンパクトにわかりやすく書いた、より初心者向けの井沢史観の入門シリーズなのだろう。 本著は個人的に「逆説」シリーズで最も興味深かった第5巻のエッセンスを詰めたもので、武士とは?天皇とは?幕府とは?を、井沢史観特有の(本来なら重要な要素であるべきだが)、「穢れ」「怨霊」「言霊」思想・宗教観で解析していきます。 そんな感じでいましたが、どうやらこのシリーズは5巻で完結らしい。著者が忙しいからか!? とはいえ、このシリーズで井沢的歴史の見方のエッセンスを学べることは確か。 シリーズのサブタイトルを挙げるなら「和」「穢れ」「万世一系日本建国」「日本教」「怨霊鎮魂」「天皇教」ということか。 |
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