秘密(トップ・シークレット)〜The Revelation〜 OP
ラブレター |
数年前、TVドラマ「特命係長 只野仁」のエンディングテーマ。初めて聞いたときから大ファンになりました。
透明感溢れる声でまじめにしっとりと歌い上げます。 「只野仁」はドタバタお色気ドラマですが、毎回ラストはペーソスを感じさせながら終わってました。そのペーソスと曲調が大変よくマッチしていて、心地良かった。ドラマが放映されていた金曜の深夜、心に染み入りました。その後エンディングテーマは何回か変わっているようですが、この「ラブレター」が知りうる限り一番です。編曲も良かったと思います。 オリジナルがブルーハーツであることは後で知りましたが、最初に聞いた白羽版のほうが個人的には好みです。何回聞いても飽きません。 |
秘密―トップ・シークレット (5) (JETS COMICS (4535)) |
余命いくばくもないがん患者が告白したかつての誘拐殺人事件。
その遺体を捜していたはずの捜査員は、全く関係のない死蝋化した遺体を掘り当てる。 MRI操作を主張する三好医師。「この遺体の脳は見るべきではない。」と反対する薪。 結局三好医師に肩入れする青木により脳の「秘密」は暴かれることとなり・・ そしてまたひとつ、今度は誘拐殺人事件の被害児の遺体が見つかる。 もう95歳となった被害児の母。 その年月、その悲しみ、その人生。 薪氏の頭脳、想像力、能力が遺憾なく発揮された巻ですが、薪氏をとりまく人たちは精彩を欠き、全く魅力がありません。 特に青木氏、恋をするとさすがのエリート操作員もそこまで馬鹿になるのか? そして、監察の女薪といわれる三好医師。 仮にも非常に有能といわれ、女薪の異名をも与えられながらの無能ぶり。 犯罪の背景にある悲しみ、人間の業について深く考えさせられるテロップながら、薪氏一人の独走に終わり、秘密シリーズならではの「人間の群像が織り成すドラマ」が見られませんでした。 よって、☆四つ。 |