夢で逢いましょう 編曲 neoclassic
コトノハ~「kemuri」という小さなダイニング発のコンピレーション・アルバム Vol.1~ |
ほぼ全ての曲のオリジナルバージョン、一度ならず何度となく耳にした楽曲です。
一曲一曲がオリジナルに負けず劣らず「飽きの来ない」出来栄えです。 アルバム全体を通しても同様の感想を持ちます。 何度も繰り返して聴くことになりそうです。 個人的に特にお気に入りは「恋するカレン」、「TSUNAMI」でした。 |
夢で逢いましょう |
村上ゆきの作品は、デビューアルバム『Both Sides Now‾青春の光と影』、第2作『While my piano gently weeps』と聴いてきましたから彼女の歌の素晴らしさは十分理解していたのですが、これもいいですね。
疲れた心は美しい日本語の歌で癒してほしい、という願いを叶えてくれた企画のアルバムだと思いました。若い世代の方にとって初めて耳にされる曲も多いのでは、という選曲ですが、このような懐かしい曲ですが、すでに忘れさられていった曲を選んだということにまず拍手を送りたいと思いました。 最初の「テネシー・ワルツ」から個性溢れる村上ゆきの世界が繰り広げられていく感じを受けました。「豊かな感性が感じられる」という言葉しか浮かびませんが、日本語の持つ美しさをよく受け取り、感じ取りながら自分の思い描いた世界として再現する、というイメージでしょうね。 1947年発表の三木鶏郎作詞・作曲の「ゆらりろの唄」がいいですね。戦後の混乱期にこんなにも、たおやかで詩情あふれる唄が存在していたことにまず驚きました。少しポルタメントがかった村上ゆきによる弾き語りの歌唱が原曲の持ち味を活かしていますね。 1948年のヒット曲で平野 愛子が歌った「港が見える丘」をこのようなアンニュイな香りを振り撒きながら平成の世に復活させたのに感謝したいですね。 温故知新ではありませんが、この日本の浪漫ともいえる雰囲気はこのCDに収録されている桑田佳祐の「花咲く旅路」、荒井由実の「花紀行」」の世界へと続いていったのは間違いないでしょう。そう言う意味でもこのアルバムでそれらを聞き比べできるのはとても嬉しいですね。 アルバムタイトルとなった「夢で逢いましょう」や、矢野顕子の「自転車でおいで」など何回も聴きたくなる曲が目白押しでした。村上ゆきのアルバムの中では異色ですが、これは多くの人に聴いて欲しいものだと思います。 |
夢で逢いましょう DVD-BOX |
父と娘の関係について、何度も涙しました。子供の頃はわからなかったけど、大人になって知った父の気持ちや自分へどれだけ愛情を注いでくれていたかということ。娘を溺愛して気を遣って気を揉む長塚さんのパパぶりがとってもカワイイ。おばあちゃん役の野際さんがまたいい味を出しています。旦那さんとなる野間先生(押尾学)が、いまどき珍しいくらい奥手なかんじも新鮮で良かったです。 |