ALSATIA/CAUSE DISARRAY |
”過渡期”が悪いわけではない、成長のためには重要な時期であるから。
アルバム[ONE FOR ALL-ALL FOR ONE]は、楽曲"NEW LEGEND"の名に代表されるように、 新しい伝説を作るための過渡期への勇気ある突入であった。 日本語歌詞の導入、ベースのチェンジ、第一の武器であるネオクラ的の次は何か、 意図的に行ったもの、偶然によるもの、数々の挑戦があった。 そして早くもGALNERYUSはこのシングルで過渡期から半歩だけ、抜けたことを証明して見せた。 日本語歌詞は武器の一つとなり、ベーシストは派手なフレーズを個性とし、ドラムと十分に絡めることをアピールしている。 では、曲は?メロディは?ジャンル的な路線は? 演奏力の技術レベルの高さは今更言及する必要もない。最近二作品のアルバムから変幻自在の演奏がバンドとして可能であることも証明済み。ではバンドとして向かう次のステージは? まず新機軸としては"ALSATIA"がその回答となる。ダークで重苦しい雰囲気を出しつつも跳ねるようなリズム、そしてサビの美旋律。 名曲、佳曲の多いこのバンドだ。しかし、今ままではメロディと演奏力で押し切っていたとすれば、曲の求める雰囲気、ムードを掘り下げたのはこの曲が初めてと思ってよいだろう。結果として、曲の個体としての味が強まった感じである。それだけ、この曲はGALNERYUSにとって新しい。 そして、バンドの王道たる"THE AWAKENING"。 この曲で自分は今まで気が付かなかった、このバンドの美点を一つ見つけた。 それは「サービス精神」。これが豊富なバンドであることだ。 何しろ、ファンはGALNERYUSにGALNERYUSらしいものを求める。進化も必要だが、深化も必要。 "THE AWAKENING"には、GALNERYUSの全てが盛り込まれている。 いや、正しくはそのサービス精神から徹底的にバンドがファンのために「GALNERYUSを盛り込んだ」のだ。 メロディや演奏以上に、曲作りにGALNERYUS的精神に強く感じる。 フルアルバムではない本作は全ての回答とは言えない。 そして、これだけ凄い4曲を聴いても、 まだまだ、"やりきった感"が全く感じられない。 願わくば早く、儲かるバンドになって欲しい。 |
LIVE FOR ALL-LIVE FOR ONE [DVD] |
チーム・ケイオスのトークショーが丸々収録されるのではと恐れてましたが、特典へまわしてくれたのは大正解です。 じつに緊張感に満ちたライブが楽しめます。 新加入の若いベーシストはいいですね。前任者と違い、グイグイと前に出てくるタイプです。 しかし いい曲つくるバンドですね。 |
LIVE FOR REBIRTH [DVD] |
●10曲目の12秒後にやらかしてます。VAPに文句を言ったらひたすら謝られました(笑)
●このライブを見に行きましたが、そのときは感じなかった照明の暗さが気になります。 ●客の盛り上がりを映してほしかったです。 上のことがなければ☆5つです。 ギターキッズ向けにsyuをよく写していますし、全曲ではないですがガルネリウスらしい疾走曲はちゃんと入れているセットリスト。PVも入れていて全部で2時間くらいの大容量と値段は納得できます。 欲を言えばマルチアングルを入れてsyuをもっと見たかったですが、コスト面を考えるとできないでしょうかね? |