スーパーロボット レッドバロン DVD-BOX |
「フジテレビ10周年記念作品」と説明されている方がいますが、日本テレビで放送されていました。 |
レッドバロンとサタン博士 [DVD] |
先に発売になっている『ファントム・オブ・クリープス・ゾルカ博士の野望』と同様、古き良き時代の連続活劇です。そして今回もダイジェストではなく全15話…堂々267分の全長版であります。 部下が一人しかいなかったファントムのゾルカ博士と違って本作のサタン博士(エドワード・シアンネル)…部下が腐るほどいます。 なんと言ってもこの人、遠隔操縦の電撃装置(カメラとマイク&スピーカー付き)を手下に装着させて絶対自分を裏切らないようにしてるんだから悪質…つ〜かかなり賢いです。 かたや博士と対決するヒーロー…レッド・バロンですがこちらはお世辞にも利口じゃないです。ヘンテコなマスク…つ〜か、覆面を被っただけで堂々と他人のふりをしています。なんせホントの呼び名がCOPPERHEDつまり『銅頭』と言うんだから頭が良い訳ありませんな。 しかしこの人、別に改造人間でも強化服を着ているわけでもないのにメチャ強い…つ〜より無謀です。果たして人間、死んだ父親が悪と戦うヒーローだったと知っただけで、あ〜も強くなれるもんでしょうか? ヒロインの名前がロイスなのと主人公の相棒がカメラマンなのはこの作品が元&スパーマンの映画版として企画されたもののための様ですが言われなきゃわかりません。約三分に一度始まる格闘シーンなかなか工夫されていて観客を飽きさせません。活劇物を撮りなれたリパブリックの底力でしょう。 サタン博士に発明を狙われる科学者の助手…アリス・ベント嬢(ドロシー・ハーバート)縛られたまんまで馬にのったり、ターザンみたくロープでスイングしたり大活躍です…欲を言えば彼女がメインの話を観たかったですな…。 |
レッド・バロン [DVD] |
最初この映画の監督が、ロジャー・コーマンと知った時驚いた。「え〜!?あのB級映画の帝王と呼ばれ、「百万の眼を持つ刺客」(1955)や「原子怪獣と裸女」(1956)、「金星人地球を征服」(1956)、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(1960)といった数多くの低予算B級モンスター映画ばかり作っていた、あのコーマンが戦争映画を?」といった感じで。しかし彼の作品にしては内容がかなりしっかりしており、コーマンの作品=駄作と思っている人が見たらきっと意外に思うであろう。それとこの映画を観て思った事だが、第一次大戦でイギリスが勝ってドイツが負けるのだが、イギリスが勝った理由はあくまで騎士道に乗っ取った戦いを展開するドイツ(特にリヒトホーフェン)とは違い、奇襲など卑怯なやり方でやったから勝てたんじゃないかと僕は思う。実際「つばさ」(1927)や「ブルーマックス」(1966)を観ていても、イギリスなどの連合軍側にあまり騎士道精神というものは感じられなかったし、勝てばそれでいいといった感じがした。撃墜王マンフレッド・フォン・リヒトホーフェンは、大空の騎士として立派に戦った。だが彼の死はそれまであった騎士道的な戦いの終わりであり、醜くて汚い殺しのビジネスと化した近代戦の始まりであった事は言うまでもない。そうこの映画のラストシーンがまさにその象徴である!! |
スーパー特撮大戦2001 |
つまりは特撮版のスパロボなわけですがかなり粗い出来です。
まず致命的なのは特定のユニットを育てていないとクリアがほぼ不可能なステージが多く存在する点 成長させるのには莫大なコストがかかるので無計画に改造していると いつの間にかどうにもこうにも進めない状態になることも… 自分の贔屓にしているキャラを強化するのも一苦労で自由度がありません。 また敵から受けるダメージが大きく後半ともなると幾ら育てていてもほとんど一発で瀕死 無敵のジャイアントロボが敵戦闘機の機銃2発で沈んだ時はおもわず落胆のため息を漏らしてしまいました。 シナリオも説明不足で全体を通しての盛り上がりに欠ける微妙な流れ。 クリアしても二週目を始める気力が湧いてこない…そんなゲームです。 素材そのものはスパロボにも決して負けてはいないので是非とも気合の入った続編を出して欲しいですね。 5年近く前のソフトだし望み薄ですがorz |
シルバー仮面・アイアンキング・レッドバロン大全―宣弘社ヒーローの世界 |
表紙だけみれば日本現代企画の製作した特撮ヒーローの特集本のようですが、実際はタイトルどおり宣弘社作品の特集本です。宣弘社・小林会長のロングインタビューを始め、「アイアンキング」のスタッフ、出演者へのインタビューを収録。特に石橋正次のインタビューで現在の顔写真を掲載してますが、この変貌ぶりは見たくなかったですね。(それに比べて浜田光夫の余り変わっていない事。)ただ、1ファンとしては「シルバー仮面」の実相寺監督や出演者の柴俊夫、篠田三郎などのインタビューが収録されなかったのが非常に残念です。後「闘え!ドラゴン」に多くページを割いていますが、これはこの本が発売された時期にDVDボックスが発売された為と思われます。その為に主役の倉田保昭のインタビューが収録されていません。(ただし、レギュラー出演者の三谷昇のインタビュー掲載)それから誤植で「アイアンキング」の放映リストの放送日に「闘え!ドラゴン」の放送日を掲載しています。(「闘え!ドラゴン」の放映リストの放送日は合っている) |