小豆島八十八ヵ所ガイド―詳細ドライブ遍路地図付き |
小豆島霊場三十八里の道程には、豊かな自然と感動がある。本書で紹介されている小豆島八十八ヵ所は、観光の枠を超えた「山野をめぐる修練の道場」であり、この島の魅力である山岳の自然を海の見える風景を十分堪能できる。ミニ四国は数多いが、日本三大四国に入っているのが小豆島四国である。
もちろん写真入りで、訪ねやすい道案内地図があり、実際車で回れる道幅のことも付記されている。第72番笠ヶ滝…車はその横の駐車場に出る。「本殿2時終了禁鎖」との看板。この先は岩場を伝っていくため、危険が伴う…このように親切な書きぶり。 著者は自分で全コースを回って本書を執筆しているので、実感がこもっている。 第80番観音寺…お接待の厚いところだった。「うどんの寺」とも呼ばれ、お遍路さんへの感謝の気持ちをこめて「おうどんの接待」を始めたという。「朝5時からヨモギ餅をこしらえた」と楽しそうに笑顔で話してくれた。疲れた身体にあんこの甘みがしみた」とある。 大阪から、岡山から、高松から、いろいろアクセスはある。本書をガイドブックにして、この魅力ある小豆島霊場めぐりをしてみてください。 |