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おやすみプンプン 4 (4) (ヤングサンデーコミックス)
数少ない集めているコミックの一つ、
なんでレビューは気にせず購入しました。

4巻に関しては
私はプンプンより雄一が話の中心だったかと思います。
プンプンの年頃のことはあまり覚えていないからかもしれませんが・・。

雄一の口にする「人間なんて!」という台詞が
どこからやってきたのか・・・
彼の暗い過去の全てが描かれます。

誰でも経験あるかもしれませんが、
自分の暗い過去を後悔し、考え、悩んだ末、
さらに深い後悔にはまっていく。
でも周りの人間はそんなに気にしていなくて、
自分の考えていたほど悪いことではなかったりする。

それを知って
案外人間って悪くないよね。
人間てすばらしいよね。

・・・なんて思わせる話なんだけど、
本の最後には雄一が
また同じような負のスパイラルに
陥っているような伏線が・・・・。

話を暗くしたり、明るくしたりするのが
好きですよね。でもどっちかっていうと暗い方が多いな。

とりあえず、次の巻にも期待しています。

 

ソラニン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
もがき苦しみながら生きている人に是非読んで欲しい作品です。

ただ…もしかしたら人が真剣に生きているがどうかを勝手に判断できるような人には必要のない作品なのかもしれません。

 

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)
 社会人2年目にこの作品に出会ったのは、とっても象徴的だし、あんまり使いたくない言葉だけど必然とすら思えた。またしても使いたくない言葉だけど、登場人物よりまともに社会人やってるけど、彼らの口から突いて出る言葉の一つ一つがとにかくリアルだった。冒頭の描写から、共感とか感動とかを通り越して、まるで自分がぼやいてるようだった。ここまでこの年代の空気感を捉えた作品は、これまで出会った小説にも音楽にも映画にも、もちろん漫画にもなかった。

 自分にはまだ可能性があって、ここではないどこかでそれを開花させるチャンスがあるんじゃないか。けれど、実際は全く動いていない自分がいる。そんな才能も勇気も、自分には全く無いようにしか思えない。目先のことだけを消費して、仕事にかまけて、日々をやり過ごす。こうやって憂えてみせるけども、ある程度そんな生活に充足している自分もいる。

 そんなどっちつかずの日常が、いちいち『ソラニン』の日常と符合しているように思えてならなかった。アホかと言われてしまいそうだけど、そんな風にこの作品に自分を重ね合わずにはいられない人が、いっぱいこの国にはいる。

 けど第2巻で芽衣子は、「悲劇」を境に灰色の日々から抜け出すきっかけをつかむ。ギターを掻き鳴らす時の全能感。ロックが持っている、冴えない日常を受け入れ、断罪し、一発逆転で解き放つ一瞬の魔力――浅野いにおは、ロックに申し訳ないくらいの、儚く虚ろなパワーしかないことを知っている。だからライヴ・シーンの描写はとんでもなく残酷で、そして感動的だった。

 

浅野いにお 動画

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