孔雀王 DVD-BOX |
孔雀王に出会って、人生観や宗教観等人生に対して、色んな事に影響を受けた作品です。 規模の小さな魔物を退治していた孔雀は大好きでした。 そこには必ず人間としての行き方がメッセージとして伝わっていたからです。 一番好きな話は原作の「桜花豊穣」で、「木々に豊穣を人の心に花を」の言葉を今でもたまに思い出しては感動しています。 |
孔雀王曲神紀 8 (8) (ヤングジャンプコミックス) |
恵比寿編完結です。
恵比寿と言ったら大黒。大黒と言ったら大暗黒天ということで、ファンお待ちかねの王仁丸が大活躍します。六角でなくて、兄貴の方です。 その後は、いよいよ孔雀たちが日本の神々の謎に迫っていきます。数ページをかけて日本神話に関する講釈があるのですが、これがなかなか難しい。ある意味、長い年月の間に変化を遂げていったという証拠なんでしょうね。 そして新たな大山津見編では、荻野真らしいエロスから物語がスタート。しかし上記の謎と併せて、これが重要なカギを握ってくるのです。 |
孔雀王曲神紀 7 (7) (ヤングジャンプコミックス) |
恵比寿との対決が本格化します。町中を恵比寿のお面をつけた子供たちが走り回るシーンは不気味ですね。他にも恵比寿はクラゲということで、クラゲも紙面中に大量発生。生理的に受け付けない展開。
クラゲたちは、特定の人物の姿を真似ることができるという設定。予想通り、孔雀に対してはアシュラの姿を真似たクラゲが付きまとう。しかし、クラゲのアシュラが本当のアシュラの心を持つとどうなるのか? ちょっと忘れかけていた、孔雀とアシュラの愛を再認識させられるお話です。 アシュラのヌードも満載だよ。 |
孔雀王曲神紀 3 (3) (ヤングジャンプコミックス) |
長い中断期間を経て、最近新たに連載が再開された『孔雀王』の新シリーズ第3巻。
ストーリーの大まかな流れは前作『孔雀王・退魔聖伝』を引き継ぐ形で展開されていますが、『退魔聖伝』を知らなければ話に全くついていけないと言うほど、前作の続編を意識した内容ではなく、伝奇モノ・バトルモノが好きな方なら十分に楽しめる作品に仕上がっていると思います。ただ、第1巻のあとがきで著者・荻野真氏が述べられているように、過去作で行方不明になっているキャラを可能な限り復活させる事も執筆目的となっていますので、そのテのキャラが出てきた場合、やはり新規の読者は辛いでしょうね。 今巻は前巻ラストからはじまった蟲毒結界内で孔雀と5人の眷属によって繰り広げられるバトルロイヤル(というより1対5の変則イリミネーションマッチ?)の描写にほぼ一冊費やされています。孔雀と大咬以外は新キャラですし、内容的にも完全にバトルメイン、眷属の設定なども旧作を引き継いでいるものではありませんので、旧作を全く知らない方でも問題なく楽しめる内容となっています。 大咬の設定はかなり変えられてしまっている様ですが、キャラクターは以前通りニヒルな皮肉屋、少し距離を置いた所から策を弄するタイプとして描かれているのは旧作からのファンにとっては嬉しいですね。 様々な日本土着信仰を核とした眷属の設定も面白い。こういった資料を基にしながらも、大胆な独自解釈にて設定を展開させていくという点は、荻野作品の大きな魅力です。 蟲毒結界内での戦いには概ね決着がつきますが、ラストにて全く違った策謀が発覚、予想外の展開にて次巻へ引き継がれる事になります。どんな顛末が待っているのか非常に興味深く待ちたい所です。 また今巻のあとがきによると、次巻では前作でヒロイン的立場にあったキャラ(阿修羅じゃない方です)の復活がある模様。どんな形で再登場してくれるのか、こちらも興味深いです。 |