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Cocco「カウントダウン」




Motorcycle Design and Technology (Motorbooks Workshop)
アプリリアのスタッフによる、絵本のような、バイク工学書。

<良い点>
・英語だが、文は平易で、ほぼ毎ページにカラー図表があり、眺めているだけでも楽しめる。

・バイクのジオメトリと、どこにどのような力が加わるかが、ベクトル図で示され、分かりやすい。
例として、ジャイロ効果の説明方法は上手く、体感して納得出来る。
和歌山さんや辻さんの本でも、これほどには書かれていないと思う。

<注意点と活用>
・数式もあるが、初等力学レベルで、エッセンスを物理的・工学的につかみやすい。
ただし、誤植もあるので、図表を眺めることをメインにして、数式は、自分で考えるための参考にする程度が良さそう。
厳密に言うと工学書ではない。

・峠やサーキットでいかに速く走るか、というライテク本やチューニング本ではない。(そういう意味では、ベテランにとっては物足りないかも)
バイクに加わる力と、その挙動に対する基本的な理解が深まる。
バイクは乗ってナンボで、知らなくても全く構わないが、読むとバイクがより身近になり、安全マージンも広がり、結果的に少し速くなる、かもしれない。

どうして走り・曲がり・止まるのか、多少理系的に興味がある人に、おすすめ。


<独り言>
イタリアンメーカーのアプリリアが、このような基本的な工学書を出すことが、意外。
近年、アプリリアに続き、オーストリアのKTM、英のトライアンフなども、総合バイクメーカーに近づいているように見える。
感性のヨーロッパ、安さのアジアに対し、技術の日本というポジショニングだったろうが、
ヨーロッパの技術が日本に再び迫り、アジアも作り込みが出来るようになってくると、日本の4大メーカーも厳しいのでは。がんばってほしい。

 

Cocco「きらきら Live Tour 2007/2008 ~Final at 日本武道館 2Days~」 (完全初回限定盤) [DVD]
テレビで2時間の編集のものをみて、購入を決めました。Coccoの歌やパフォーマンスのかたちは過去のものも現在のものも個人的にすきです。内容は歌のほか、要所要所のショートトークもきっちり納められています。

 

The very best of Curly Giraffe
日立のCMで流れていた曲にハートを射抜かれてしまい発売をずっと待ってました。
アルバム全体がナチュラルでオーガニックなメロディーで包まれていて、とにかく心地いいです。
窓辺に座って、流れる雲を眺めながら聴いていたら気持ちがほぐれます。


 

みんなのうた ベストヒット・コレクション [DVD]
「みんなのうた」はテレビで偶然観る程度でしたが、
何となくいいなあ、というイメージはずっと持っていました。
今回も偶然にこのDVDの存在を知り「ちょっと買ってみよう」程度の
気持ちで手に入れました。
夜、寝床に入る頃に聴く(観る)と、
疲れてトゲトゲした自分の気持ちが丸くなっていく気がします。
唄い手もメジャー級でなかなか良い、「当たり」のDVDです。
テレビ放送の方では、バッタ云々の唄や、ウタダヒカルの参加などが
話題になっているみたいですが、またいつか買いたいです。

 

風化風葬 CD SINGLE & VIDEO(沖縄限定商品) [VHS]
ステキ。出来れば生で見たかったけど、ライブで歌ってる姿が見れて嬉しい。
あっちゃんのバレリーナみたいなお辞儀を見ると泣きそう。
でも一曲だけじゃ寂しいかも。隠しトラックとかビデオだけでも付けて欲しかったな

 

Heaven’s hell [VHS]
 CDでは歌しか聴けなかったけれど、ここには生に近い語りがある。同封されているのは単なる歌詞カードではなく、この歌を歌うに至るまでの経過を描いたパンフレットの絵もあって、それが実に愛らしい。

 きっかけは2年も続いた海のゴミ拾いの問題になっているけれど、それだけではなくて、沖縄の高校生や中学生、基地やアメラジアンの子達たちと、どうやって付きあって行こうとするのか、といったヒントもある。

 こうしたことが背景にあって、途中で彼らに向って歌う「Raining」や「道なき道」が、彼らの爆笑や涙やBGMの「コーラルリーフ」などと一緒に最後の「Heaven's hell」まで1時間でなだれ込むのだから、これはとても内容の濃いアルバムのようなものだと言っていいと思う。そこにまで至るまで何人かの生徒にフォーカスを当てたカメラ・ワークやその編集も見事だと思う。それによって本当に幾つもの彼女の表情が捉えられているし、もちろん最後の「Heaven's hell」の歌(声)は本当に美しい。

 フォーク(folk)というのは、人々の声なき声を歌にする音楽の一ジャンルということになっているけれど、この意味でこの歌は本当にフォークだと思った。Heaven's hellは直訳すれば「天国の地獄」。この作品の中で印象に残る場面のうちの一つは、筑紫哲也を迎えてガジュマルの樹(?)を潜り抜け、本当にきれいな海に出る場面だったが、こうした海を背景にして散乱したゴミの状態は確かに「天国の地獄」だもの。

 街角で信号待ちなどをしているときも、ついゴミを拾うようことがあるようになった。確かにこの歌はここにも届き、響いたのだと。


 

大丈夫であるように。―Cocco終らない旅
実は、これは公式サイトですら出版情報が公開されていない写真集

12月から一部の小さなシアターでのみ公開されるCoccoのドキュメンタリー映画「大丈夫であるように」の写真集

もう、ワイルド
撮る方も、写る方も
あるがまま

ポーズ?何それ?
ありのままの自分で何が悪いの?
そう言わんばかりにありのまま
それが愛しい

あとがきの言葉には涙が出た

 

想い事。
素晴らしい。陽の香りや風の音がしてくるほどに、リアルで美しい写真たち。つらい現実から目を背けずに、たっぷりの愛を詰め込んだ文章。(これはエッセイと言うよりは詩と言ったほうが相応しい。)“果てし無い何か”を感じずにはいられなかった。この本は初めのページから順を追って、ゆっくりと読んでいってほしい。そんな本である。

 

Cocco 動画


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Cocco 情報


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