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人魚傳說( マーメノイド MEREMANOID)OP




MEREMANOID ~マーメノイド~
PS1で99年ということを考慮しても、ドットの粗さが気になります。
クロノクロスで慣れていた私には辛かったので、☆を一つさげさせて頂きました。
メッセージウィンドウのグラフィックは良かったです。

演出自体も良いし、泡が出たり詩的な台詞が海の神秘性を感じさせてくれます。
音楽は・・・これは沢山の人に聴いてもらいたい、いや聴かねば損だ!
難易度もちょうど良いし、操作性がやや特殊ではあるものの
慣れるのに時間は掛からないから許容範囲と言えます。

 

KOEI The Best 西遊記
地味なんだけど個性があり意外と面白い。
ま、オリジナルが西遊記だから面白いハズ。
ぶっちゃけ攻略本が無いとラスボスでやられちゃうかも。
個人的に続編があればいいと思う。

 

華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
十二国記の番外編・・・といったところでしょうか?
その中にある泰麒が初めてひとりでお出かけ(笑)をするお話に、泰麒はずっと抱えていた悩みにひとつの答えを見つけます。その泰麒の悩みは今自分が抱えている悩みにも似ていました。
自分は今ここにいる場所で役に立っているのだろうか?自分は非力で考えも及ばず皆に迷惑をかけていないか・・。立場は月とすっぽんのごとく違いますが、想像するだけで泰麒の悩みに胸がちくちくします。
「批判するだけなら簡単だ。大事なのはその先、批判したあとどうあるべきかを示さねば意味がない。」私の解釈ではこれが精一杯なのですが、これは響きました。
文句ばかり、批判ばかりするのは、本当に簡単だし、言っていて気持ちよくなったりします。
人はうつろっていく生き物で時には自信過剰になるし時に不安で居た堪れなくなる。人の傲慢さ、謙虚さ、大胆さ、儚さ、国というものとは・・・・など深く考えさせられる作品です。
ですが、本当に新刊がいつ出るのか待ちどうしい・・・。ある意味その気持ちを通り越して遠い目で待っている・・・・という感じでしょうかね・・・。でもあと4,5年とかだったら待ち死にしちゃいますYO!!!


 

風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
前半は景王・陽子を含めた3人の少女が出会うまでの道のりを書いてます。

王になり民を先導していかなければいけないが官吏にも小馬鹿にされままならない陽子、海客で虐げられ続けられる鈴、公主の立場から一転どん底に突き落とされた祥瓊、、、一見可哀想と思えるのですが実はそうではなく共通していることは「知らないからやらなかった。」「わからなかったからやらなかった」で済まそうとしていることです。それが如実にでているので「月の影」の前半の陽子が3倍になったようですごくイライラされました。陽子はそれでも経験があるのでいち早く気付き慶の実情を知ろうとしたのでまだましなほうですが、、。

知らなければ知ろうという心は彼女達の心に芽生えなく取り返しのつかないことが起こるまで気付かないのはなんとも愚かだと思います。現実世界にも少なからず彼女達のような人間はいるので彼女達の言い訳がましさ、エンホの教え、などを読んでいると何となく身をあらためさせられるようです。


 

魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ)
自分の居るべき場所はここではない気がする。

戻りたい―――どこに?
ここではないあの場所だよ、戻らなきゃ―――どうやって?

進学などで自分の居場所が替わるたびにこう思います。
麒、ほどではないけど人間だって、この世界はいづらかったりもします。(陽子しかり、広瀬しかり、私も時々は。)

ただ、胎果でない普通の人間は、ここにいるしかないのでしょうか。

最後のページを閉じるとともに、一抹の不安と淋しさを感じました。
そういう意味では、納得して清々しい気分で読み終えられた十二国記より、少し大人向きで考えさせられる一冊ですね。

私は十二国記を華胥の幽夢まで読んでから、魔性の子を読みました。

しかし、どちらから読むのか、という問題ではなく、人々の光だった小さな蒿里の愛しさと、闇を振りまく高校生 高里少年の遣り切れない想いは両方読むことで深く心に残るのではないでしょうか。

そしてそのあと、(これは十二国記のエピソードですが)大きくなった「蒿里」と李斎の慶国でのやりとりを読み直すことをぜひお薦めしたいと思います。

 

山田章博 動画


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