エビータ2
![]() エビータ [DVD] |
台詞のほとんどが歌なので、ミュージカルに
近い感覚かもしれません。 ♪Don't cry for me Argentina のラストの歌では涙が止まりません。。 エビータを見ていて終始感じることは、 見る方向によって人はいかようにも映りうるのだ なあということ。 エビータの場合は極端な例かもしれないけれど、 完全な善人も完全な悪人も存在しないと あらためて感じさせられました。 唯一にして最大の違和感は、台詞が英語であること。 ラテンアメリカの濃厚な香りが漂うBAに1ヶ月滞在した私としては、 「ありえない!」と思ってしまいます・・ まあ、マドンナ主演だからしょうがないのかな・・!? |
![]() オーケストラで聴く「オペラ座の怪人」~ザ・ベスト・オブ・アンドリュー・ロイド=ウェバー |
探していたものが見つかり,そして手に入ったうれしさでいっぱいです。というのも,劇場版ミュージカルでの2幕の冒頭に流れるオーケストラによる「アントラクト」が大好きだからです。でも、「アンタラクト」自体は大変短いものであり,しかも数曲の抜粋です。何とか,全曲をオーケストラで聴けるものがないかと思っていました。 「オーケストラで聞くオペラ座の怪人」そのものがありました。望んでいたものかどうかわからない面もありましたが「まあとりあえず購入してみよう」ということで,注文しました。私にとっては大正解でした。 劇場版での「アントラクト」が好きな方,歌のないオーケストラを聴いて劇場を連想しながら聞きたい方,はたまた,サウンドトラックからすこしはなれた気分を味わいたい方にお進めです。 |
![]() ミュージカル“エビータ”劇団四季オリジナル・キャスト盤(スタジオ録音) |
初演のときから、再演の度に数回見たミュージカルです。 でも、私にとっては、このキャスティングがやっぱり最高。 久野さん演じるエバの野心とその影にある弱さ、若々しいながら力強い市村さんのチェ。 ただ、出来れば「スーツケースを抱いて」が含まれていたらよかった・・・・と思います。 |
![]() エビータ [DVD] |
まずは音楽が良かったぞ。音楽を担当したアンドリュー・ロイド・ウェッバーは、ミュージカル「オペラ座の怪人」で名前を覚えた。そしたら、いままでおいらの気に入ってた曲がいくつも、この人の作だと知ってうれしくなった。この映画の「アルゼンチンよ泣かないで」という曲もそう。この歌すきです。 ストーリーはどうかっていうと・・・見る人によっては退屈かもしれん。なぜならば、同じことをずっとくりかえしているから。物語はただ二つのことを繰り返しアピールする。まずひとつ「エビータがアルゼンチンの群衆からたいへん愛された」ということ。そしてもうひとつ「それほど愛されたエビータが、国家にどんな功績をもたらしたか・・というと、たいしたことしてないのでは?」ということ。軍人や上流階級の人々は、そんなエビータに嫉妬する。なぜ国民はエビータのような女を愛するのか・・・。 おいらは、この映画でひたすら繰り返されるストーリー展開がたいへん気に入ってます。たとえていうならば、まるでラヴェルの「ボレロ」を聴いているような、あるいはパッヘルベルの「カノン」を聴いているかのような感じを持ちました。同じテーマが繰り返されることを退屈に思う人もいるでしょうけれど、腹を立てずに見続ければ、これとっても味わい深いものだと思いますよ。 |
![]() エビータ [DVD] |
当然ながら歌上手いね。すごく綺麗だし。スーザンからは演技も格段に上達してあぶらが乗ってる感じです。最初に映画館のシーンで映画を観ている人に主人公についてヒントが与えられてから物語が始まる所等製作者がこの作品を丁寧に描こうとしたのが伝わってきて、じわっと感動します。13歳の娘が久々に泣いた映画でした。 |
![]() エビータ (新潮文庫) |
1919年に私生児として生まれたエビータは、女優となりアルゼンチンの軍事政権での実力者だったフワン・ドミンゴ・ペロン大佐の情婦となる。第二次世界大戦が終結を迎え、ナチを支持していたアルゼンチンは外部からの孤立と内部の民主化への動きによって混乱する。そんな中副大統領であったペロンは解任に追い込まれるが、軍部の若手や民衆を味方につけて彼を大統領にまでさせたのは妻となったエビータだった。それから労働者階級を味方につけ、独裁政権をつくりあげたペロン夫妻だが、ファーストレディのエビータは33才で病死する。短く激しい女性の人生を客観的に描ききった著作だ。 自らの才能でのしあがった女性のストーリーは、野望と不屈の精神力もさることながらアルゼンチンだからこそ可能だった話だろう。まあ日本の政治とは比べ物にならないのは確か。これが実話でありしかもほんの何十年しかたっていないことが衝撃だった。打算ももちろんあったと思うけれど、エビータのペロンへの想いはどんなものなんだろう。彼女が本当にペロンを崇拝していたからこそ、周囲にも影響を与えることができたのだろうか。それとも彼女は自分自身に酔っていたのだろうか。そしてもし彼女がペロンを超えたいと思った時、歴史はどう動いたのだろうか。 |
![]() エビータの真実 |
エビータについては映画で見て、マドンナのイメージで焼きついていましたが、実際の本を読んでその第一印象は覆されました。 正直言って初めはエビータのあの着飾った装いでいつも高い所から大衆を見下ろしているという態度が気に入りませんでした。誰だってお金に余裕があったら人助けをして感謝されたい・・・というのが最高の夢だと私は思うのです。お金を持っていて幸せな人がさら幸せになり、逆に貧乏な人は施しを受けて、さらに卑屈になっていくことの非合理性に私は憤りすら覚えたのです。貧しい過去を背負っているエビータにこそ、もっと民衆の立場から彼らに語りかけて欲しいと私は思っていました。 しかし、私は読み進めていくうちに気が付きました。”聖女エビータ”も一人の人間にすぎないのだと。聖女という言葉に惑わされて私たちはエビータを少し神格化しすぎていたのかもしれません。恵まれない少女時代の幸せの埋め合わせをするための絶頂期があのペロン大統領の妻の時期であったとしたら、33歳で亡くなるまでの期間ではまだ彼女の心は満たしきれなかったのではないでしょうか。それを思うとあの贅を極めて着飾った彼女の姿も心なしか痛ましく見えてくるものです。 |
![]() エビータ!―その華麗なる生涯 |
ミュージカルでエビータを観劇して、こんな人生は物語の中でしかあるはずがないと思いました。 しかし、本当にこんな人生を歩む人がいたんですね。 悪女か聖女か・・・正直答えはわかりませんが、こんな人生を歩んだ人がいることを知っておくのもいいと思います。 |
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