VAN MORRISON - Wavelength
ラスト・ワルツ〈特別編〉 [DVD] |
ザバンドのラストコンサートということで、「ザ・ラストワルツ」。これで終わり、と明確に表現し、ゆかりのある数々の著名なミュージシャンとも共演するあまりにも有名な映像作品。(『終わり』と言っても、本来『終わり』にするのはライブ活動だけの予定だったそうである。)名監督マーティンスコセッシが手がけたということもあり、一つの映像・ドキュメントとして第一級の作品に仕上がっている。この特別編では、スコセッシや当時の関係者の大変興味深いインタビューや未公開映像が含まれており、この値段というのは大変お得。ラストワルツはロックの金字塔的作品、60年代から始まって拡大と繁栄を続けてきた、一つの音楽の世代の区切り、等と言われている。が、この企画自体がロビーロバートソンの独断であり、他のメンバーと少なからずの確執があったようである。一部ではロビーがザバンドを『終わり』にした張本人とも。しかし、ほとんどのソングライティングを手がけていたロビーが自らの、そしてバンドの限界を悟り、このように見事な幕切れを用意したのは賞賛されるべきではないか。もし、「ザ・ラストワルツ」自体が存在せず、あのまま活動を継続し、時代とすれ違い、フェードアウトするようにザバンドが終わっていたとしたら。 |
ラスト・ワルツ 特別編 [DVD] |
ザ・バンド。ボブ・ディランのバックバンドとしてスタートし、数々のロックの古典的名作を発表し続けた伝説のバンドである。彼らの音楽の集大成であり、頂点に達したと同時に解散、というまさに劇的な瞬間を後に名監督と呼ばれる、マーティン・スコセッシが撮ったロックのひとつの金字塔の記録である。ゲストも凄い。ボブ・ディラン、二ール・ヤング、ステイプル・シンガーズ、エリック・クラプトンをはじめとする大御所が共演している。最後にゲスト全員とザ・バンドが歌う、I shall be releasedを聞くと涙が出るのを禁じえない。まさにこの瞬間、ロックというひとつの時代が終わり、産業音楽の時代が始まるのだ。 |
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