![]() ミラクル少女リミットちゃん DVD-BOX |
1970年代の変身・怪獣ブームのあおりを受けて、
東映動画の魔女っ子路線に「サイボーグ」という、 設定を持ち込んだ意欲作が、ついに初の全話パッケージ化!。 原版が35ミリフィルムだったというのも驚きですが、 初公開のパイロットフィルムには驚愕。 本編中で描かれなかった、リミットちゃんが サイボーグになった事故のてんまつ、 無駄な機能の多い(笑)、七つ道具の設定がここに!。 当然ながら新番組予告編、初期版オープニングも収録。 (初期版は素材が現存せず、再放送ビデオからの収録。 そのため時刻のテロップ入り。一番最近の関西再放送では あったんだけどな・・・)。 これぞ西山リミット決定版!ともいえる商品となりました。 惜しむらくは、他の魔女っ子たちのBOXアートが、 描きおろしだったりするのに、こちらの商品は・・・。 二度とないソフト化かもしれないので、 BOX、解説書とも、もうひとしずくの愛が欲しかった・・・。 なにはともあれ、発売を心待ちにしていたファンには ぜひ、おすすめの逸品。これで、東映まんがまつり版 ブローアップ劇場用まで入っていれば、 この世に現存するリミットムービーは完璧?だったのにね。 |
![]() 柔道一直線 DVD-BOX 2【初回生産限定】 |
vol2も座談会で石田信之氏(=ミラーマン),佐々木剛氏(=仮面ライダー2号)出演.高松秀郎さんも出られてましたがまもなく亡くなってしまって非常に残念です.でも高松さんが生きているうちに出てくれてそれを見られたことはラッキーだったけど.牧冬吉氏,名古屋章氏,岸田森氏が生きてるうちに発売されてれば座談会にも出られてたのかなと思うともっと早くdvd化されてればと残念に思います(でも岸田氏はdvdがなかった遠い昔に亡くなっちゃいましたから無理か).特典に18話"勝て! 勝て! 勝て!"で孤児のほしがみを演じた片岡五郎氏が品川庄司の品川祐の義理の父とは知りませんでした.
主人公直也(桜木健一,昔から大好きです)は中学生から高校生になり桜丘黒帯ファイブに選ばれ新たなライバルが出てきます.力石竜(北村晃一←メイク濃すぎ,これで中学生とは信じられナーィ),風祭右京(佐々木剛=仮面ライダー2号,登場シーンは師匠の家の屋根をぶち抜いて登場),結城真吾(近藤正臣"桜丘の白鳥".『静かにしてくれ,これから第2楽章アンダンテ・カンタービレ・コン・エスプレッシオーネに入るんだ』と言って足ピアノにはあまりのキザさに笑いが止まりませんでした.なぜ前髪をいつも振り払うしぐさナンスカー?鶴太郎の"コンドーです"のギャグはここからきたんすね),黒井キャプテン(神太郎,ん〜凛々しい),赤月旭(真山譲次=キカイダー/サブロー),城山大作(山本正明,大噴火投げ),鮫島(田中正樹),大豪寺虎男(保高正伸"グァハッハ"),鳴門三郎(倉田保昭),松山俊夫(畠山麦=キレンジャー),丸井円太郎(岩上正宏),サミー・ジャガー(日本人はブタヨ)など面白さ満載!! |
![]() 柔道一直線 DVD-BOX 3【初回生産限定】 |
最終シリーズでは結城真吾(近藤正臣)や黒井キャプテン(神太郎)ら高3の先輩たちは卒業し,一条(桜木健一)は新高3生たちに嫉妬からいびられしごかれる展開になります.そこへ転校生の大沢健二(石田信之=ミラーマン)が登場するという展開になってます.もちろんライバルの風祭右京(佐々木剛=仮面ライダー2号),赤月旭(真山譲次=キカイダー/サブロー),大噴火投げの城山大作(山本正明),鮫島(田中正樹),"グァ,ハッハ"笑いが特徴の大豪寺虎男(保高正伸)も入り乱れての大団円で,見所満載.vol3には富山敬さんも1話のみですが出演されてます.顔出しで,若いです.座談会では主役3人に佐々木さん石田さん,そして近藤正臣さん(なんと撮影当時27歳で妻子持ちだったにもかかわらず高校生役を違和感なく演じられてました.足で弾く猫踏んじゃったは迷演技です)のインタビューもついててすんごい面白かった!! 桜木・吉沢コンビの「太陽の恋人」もdvdで発売してくれないでしょうか? |
![]() 漫画家残酷物語―シリーズ黄色い涙 (1) |
先日、この方の訃報を耳にした。残念である。 私はリアルタイムで読んだ世代ではない。例えば近い世代のつげ義春などを読み、面白いと思ったがその面白さは当時の読者が感じたものとは違うのだと思う。 永島漫画では、今を生きる若者の感情を描いたことがよく語られ、文にもなっている。私はその「リアル」から遠い。では何を面白がったのか?歴史的価値だろうか。当時と今の若者の感性の類似と相違だろうか。 つげの作品は私にとって淡々とする流れが心地よいのであり、それだけで十分である。思想的背景をいくつか学び、面白いと思ったが、それがなくてもつげ作品の面白さは変わらずに在った。 永島は淡々というよりは、ぼんやりである。ぼんやりとは全くの主観である。上手い言葉が見つからないのである。でもいいのである。この空気を人に説明する必要性を感じていなかったからである。今回レビューを書くにあたって、上記のようなことを書いてみたが、やはりその本質、つげでいうところの淡々については、わからないままである。思想や象徴などのウラの意味については考察も可能である。が、過ぎ去った当時の世界を、朝焼けの新宿の肌触りを感じることは不可能であると思うから、もう探すこともできないのである。作者がいなくなったから、本当に消えてしまったのである。でもかまわないのである。 これで、いいのだ。おそ松。 |