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コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A) (集英社新書)
チェチェン紛争から昨今の南オセチア問題まで、常に世の中を騒がせ続けている「コーカサス」についての概説書。
国で言えば、アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア、ロシアの一部などだ。

こういった少々マニアックなテーマだと、他の書籍やニュースから集めた二次情報だけで構成されている本もたまに見かけるが、本書は明らかに違う。
著者が自分で集めた貴重な一次情報が中心で、ミクロの視点とマクロの視点のバランスが絶妙な、とても読み応えのある一冊になっているのだ。

一口にコーカサスと言ってもものすごく多様で、民族も言語も宗教もいろいろ。
その中で著者はアゼルバイジャンの専門家らしく、アゼルバイジャンについての記述が充実しているが、その他地域についてもしっかりと書かれている。

おそらく日本にはこの地域の専門化が少ないと思われるので、著者の視点は非常に貴重なものだろう。
今後もぜひ、書籍などを出していただきたい著者だ。

ちなみに、著者の立場はあくまで中立なのだが、少々アゼルバイジャンびいき的な記述も見られる。
でも、そんなところにもむしろ、著者の人間味が見られて好感を持ってしまったりも・・・。

 

アルメニアン・ダンス[全曲]
解説に「佐渡&シエナの魅力はライブにあり!」とかかれて、まずこれで、イチコロです。

「今回のディスクは「ライブ音源」である。
当然ながらいっぱつ録りであり、セッション録音のような編集はきかない。」

コンサート会場の特別席で,聴いているようです!
最初から最後の曲まで鳥肌がとれません!!!いつものCDより凄いです。

 

ブラスの祭典
ガイーヌは、昔のシエナの、バレエ&劇音楽名曲集のやつの方が好きです。ただ、あれの剣の舞は早いです。朝鮮民謡やシンフォニックダンス、星条旗は気に入ってます。星条旗はこんなうまい演奏をあまり聴かなかったのでとくに好きです。

 

リード!リード!!リード!!!
これだけのプログラムを1回のステージで吹ききってしまうシエナの力量には今更ながら驚かされるが、金聖響氏のやや遅めのテンポでじっくりと聴かせようとするタクトに緻密さを失うことなく追従している演奏技術はさすがである。
録音については、ホールの複雑な残響や客席の気配といったものは殆ど感じられず、ライブ録音特有の臨場感や雰囲気というものはあまり伝わってこない。(拍手なども完全にカットされている。)スタジオ録音に近い印象を与える録音なので、演奏会の記録というよりも音楽(演奏)そのものをじっくり聴かせることに重心を置いている仕様だ。

演奏内容について、率直に述べれば…
リード作品に殆ど造形のない金聖響氏の起用が、この演奏会に於いて本当にベストだったのか…という疑問は正直言って残る。
遅めのテンポでじっくり聴かせるのは良いとして、リード作品の一番の醍醐味と言える幅広いダイナミックレンジの表現やリズムの劇的な変化といった要素においては表現に物足りなさ?を感じてしまう。とにかくリード氏の作品は世界中でプロアマを問わず演奏され尽くしてきているので、一朝一夕にこれらを超越できるような代物ではない。
シエナの完璧に近い演奏は勿論ベストと言えるし、初めてリード作品のスコアを目にして短時間でここまで昇華させた金聖響氏の実力も充分に賞賛できる。しかし、総合的な芸術性に於いてこの録音がベスト・オブ・リードと言えるかどうかは、聴く人それぞれのリードに対する思い入れによって左右されるだろう。
シエナの実力をもってすれば、もっと情緒豊かで官能的な演奏が期待できたのではないか…と思うのは私だけではないかも。
勿論、一聴の価値は充分にあり、リードファン・吹奏楽ファンであれば是非聴いてみるべきであろう。

 

アルメニア 動画

アルメニアンダンスパート1 淀工




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アルメニア 情報