ウォーターボーイズ 2005夏 [DVD] |
ストーリー的には出尽くしの感があるので、ドラマ的には好き嫌いがあるのはやむを得ませんが(私はストーリーが薄っぺらなので余り好きではないですが、7歳の娘は大受けでon timeビデオで録画した物を毎日観ています)、クライマックスのシンクロシーン(3歳の娘はこれしか観ませんが)はいつ見ても感動します。出来ればドラマ抜きで今までのシリーズのシンクロシーンフルバージョンだけのソフトがあれば買ってしまうかもしれないです。微妙なところで☆3つ。 |
アンフェア DVD-BOX |
なんとな〜くレンタルして観始めたのですが、謎めいたストーリー、そしてなにより魅力的な登場人物に一気に虜になりました。始めはあまり存在感のなかった瑛太さん演じる安藤一之が、最終回が近づくにつれ魅力を増していき、このドラマに厚みを与えていたと思います。最終回の熱演は圧巻です。見終わった後、すぐに初回特典ディスク付きDVDBOXを買いました。本当にこのドラマと出会えて幸せでした! |
みんな昔は子供だった DVD-BOX |
子供が好きな方は是非見てみて下さい♪ 都会からやって来る子供達と、だんだん心が 通う過程はほのぼのとしていて好きです。とても 田舎の自然がいっぱいで、雪景色なども素敵でした!! 先生という職業はこう簡単ではないし色々考えることが出来ると 思います。もう一度じっくり見たいドラマの1つです!! |
NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集 [DVD] |
以外に視聴率高めの大奥と皇室の覇権争いドラマ なかなか今自分ありえそうなキャスティングで(笑 しかし篤姫 このドラマ非常に変調している作りでアブねー篤姫になっています 脱藩者の坂本龍馬が「ご公儀の為なら」なんて言ったり悲運の将軍家茂公が慶喜みたいなイケイケだったり 家定がいい殿様だったというシナリオはいいんじゃないかと思いますが あんまり変調しすぎるとそれを楽しみにしていた試聴者はぬわあんだとなってしまうから 篤姫自体あんまり徳川守護派というイメージがなくどちらかというと和宮と同じく異端であり徳川解散後も大奥の人々の面倒を見たという印象しか史実にないからですね クエスチョンな人で良かったと思います あんまり徳川守護すぎる |
東京大空襲 第一夜-受難-/第二夜-邂逅- [DVD] |
普通の戦争ものに、恋愛が加わった普通の題材の作品です。
ただ、これは実際に東京でおきた出来事を元にしている。そのことをこのような形で伝えようとした製作者と役者の方々に感謝します。クオリティが非常に高く、DVDで絶対に手元に残しておきたい作品です。 主演の二人の演技は完璧なのは言わずもがな、脇役も完璧です。音楽、主題歌も琴線に触れる出来です。 今ある繁栄のほんの数十年前には、こんな悲劇があったことを、忘れてのうのうと生きることは許されない。そしてそれを恨むのではなく、愛、愛を持って許し新しい関係を築くのは我々とその子どもたちですね。 |
のだめカンタービレ in ヨーロッパ [DVD] |
フジテレビの人気ドラマ「のだめ」のヨーロッパ編だが、製作者側の努力だけでなく
それを受け入れたプラハ、パリの十分すぎるほどの協力を実感するドラマになっている。 誰も記載していないので敢えて記載するが、ドラマ版を見てなぜプラハ?と思う人 がいるかもしれない。実際、千秋真一が参加するプラティニ国際指揮者コンクールは、 小沢征爾(ウィーン国立歌劇場音楽監督)が優勝したブザンソン国際指揮者コンクール がモデルと思われるが、場所はフランスである。事実、アニメ版はフランスが舞台に なっている。 多分この「のだめ」の舞台がプラハになっているのは、フジサンケイグループの キャニオンを通して、多くのCDが出ているのも関係しているのだろう。なお、 プラハは日本にとってなじみ深い町だが、ヨーロッパの中で音楽のメッカという わけではない。事実、フランスやドイツの音楽雑誌等では、チェコをヨーロッパの 片田舎という扱いで見ている傾向にある。 しかし、そういう強いつながりがあるとはいえ、ここまで全面的な協力を得ると いうのは、異例中の異例だと思う。それは、協力して作り上げるというヨーロッパ 気質も関係しているだろう。 ドラマの後半部分で、のだめがフランスのお城でコンサートを開いているシーン がある。そこで招待されたお客や主賓の人たちも、そのヨーロッパ気質の点で 考えると、とても興味深いと感じた。 主賓の城主は、これから活躍が期待される音楽家を支える気持ちが強く、 コネを生かして、様々なスポンサーをお客として招待しているのである。 こういうシーンは別に音楽に限った話ではない。モータースポーツにも 同じシーンがある。「ふたり鷹」というバイクストーリの漫画が昔あったが、 そこでも、そういうヨーロッパ気質が描かれている。私がその漫画で特に 印象的だったのは、主人公の沢渡鷹が(レースを貸し出した)主催者側の パーティに参加したときに、アルダナやパットが言った言葉だった。 アルダナ: 「楽しそうだろ。自分が走るわけでもないのに…なぜだと思う…走るわけじゃ ない…でも、彼らはおれたちと同じレースに参加してるんだ。協力することに よって…な。マシンはガソリンを吸い込んで走る。おれたちは心を吸い込んで 走る。協力者のな…。」 パット: 「ヨーロッパのモーター・レースがさかんだっていうことは、個人所有のコース があるってことじゃなくて、モーター・スポーツを楽しむって行為になにが… どれだけ必要なのかがよくわかっているってことなの…。忘れないで!記録を 作るのはたった一人の人間だけれども…その人間をささえる多くの人間がいて なし得るのだということ。」 (参考:「ふたり鷹」10巻 新谷かおる) これらの言葉はクラシック音楽に対しても同じことがいえる。音楽家は、 別に才能があるから成功しているのではない。協力者あっての姿なのである。 協力者は、別に贅沢を楽しんでいるわけではないのである。 この「のだめ」でも、そういうヨーロッパ気質をあからさまに描き出している シーンはある。例えば、指揮者コンクールの二次予選で落ち込んでいる千秋を 励ました観客のシーンもその1つ。また初コンクールを成功させたのだめに 対し、うちのサロンパーティーにも…と声をかけたシーンもその1つである。 ただそれらのシーンが唐突な感じががあるのか、必ずしも視聴者にうまく 伝わっていない気がする。事実、のだめを見た日本人観光客がパリで落書き するというトラブルが発生している。 しかしそれは根本的に「のだめ」のポリシーに反する行為であり、決して 許される行為でないことを強く認識してもらいたい。 ドラマのストーリは、ハチャメチャな部分は残しているものの、全体を通して 誠意をもって作り上げている印象がある。 ただ前述のとおり、必ずしも巧く伝わっていない部分があるためか、例えば 国際指揮者コンクールが単なる勝ち負けに見える側面もある。ただこういった 部分は、概して当事者の言葉でフォローする姿勢を貫いている。国際指揮者コンクール を例に挙げると、千秋が最後にコンクールの感想を語っていることで、単なる勝ち 負けではないことを伝えるようにしている。それが、視聴者にストレートに 伝わっているかどうか分からないが…。 国際指揮者コンクール終了後の後半部分は、「アナリーゼ(楽曲分析)」がいかに 重要か、よく分かるドラマ構成になっている。その点で考えると、うまく選曲してい るとと思う。リストの曲を選択したのも問題ない。昔、リストの曲は外的な華やかさ だけで見られていた側面があったからだ。 ただシューベルトのピアノソナタ第16番は、ドラマで演奏されている部分だけを 聴くと、穏やかで抒情的な側面を強調しすぎている気がする。ただドラマの流れには マッチしている。ラヴェルの曲は選曲自体は問題ないが、聴いていて少し浮足立って いる印象があり、あまりいい演奏という印象を受けなかった。 ちなみにコンクールで登場している管弦楽団は、テロップで書かれているとおり、 「プラハ放送交響楽団」である。この管弦楽団は、チェコフィルほど有名ではないが、 実力は折り紙つきであることはお聴きのとおり。いくらヨーロッパ気質とはいえ、 ここまで協力してくれているというのは、正直、感動してしまった。団員の誠意や 演技にも賞賛を送りたいと思う(一部は単なる俳優がいるが)。 |